ムンク・フェルメール展の感想
東京都美術館で行われている「ムンク展」と上野の森美術館の「フェルメール展」に行ってきました
平日というのもあり、想像してた程の混雑はなくじっくり見れました
若い頃に母親と姉を病気で亡くし、自分も病弱で死を身近に感じていたムンクの作品は生死というテーマにより生き生きとした描写が印象的でした
彼の「叫び」は1910年に描かれたパステルとテンペラによるものが最も有名なわけですが、この他にも同じテーマで違う画材を用いた「叫び」が何点か展示されていました。
叫びも含めてムンクの作品の多くはノルウェーのフィヨルドがモティーフになっています。彼独特の荒いタッチで描かれた海岸の岩や海面に移る月光の柱などムンクならではのモティーフが見れてよかったです!
さてさて次にフェルメール展ですが、事前に何も調べずに行ったので、フェルメールの作品てめっちゃ少ないから30分くらいで全部見終わんじゃね?って思ってたらオランダの風俗画の作品が多数展示されていて推定2時間ほど居座ってしまいました
ヤン・ウェーニクスの野ウサギと狩りの獲物を見た人は共感して欲しいんですが、彼のウサギの写実性は圧巻でしたね。死体にこんなに萌えたのは初めてです
フェルメールの作品は確か7点くらい?展示されていました「牛乳を注ぐ女」が一番最後に展示されていてただならぬオーラを感じました
彼の作品は全て画面の左の窓から光が差しているのが特徴なんですが、それぞれ全く違う表情をしているのが彼の絵の魅力なんですかね、よく分かりませんが、
それにしてもムンクの後にオランダの写実性溢れる風俗画を見ると視力が上がった気分になります。フェルメールのアルゴグラフは本当に欲しかったけど、帰れなくなるんで辞めました
どちらも実に素晴らしかった!